イオンモール成田で放射冷却素材効果を確認
SPACECOOL株式会社は、放射冷却素材SPACECOOL(以下、SPACECOOL)を利用し、夏におけるEV充電器温度上昇による、動作停止や故障案件に対する効果確認実験を開始すると発表した。
この実験は、イオンモール成田で行われ、効率的な充電器動作に寄与するかを確認されることとなる。
なお、SPACECOOLは放射冷却効果を利用したものであり、この素材を利用した物質の温度を下げることが可能であり、様々な製品への応用が期待される。
充電器の温度上昇に伴い異常発生リスクが高まる
一般的に公共機関に設置してあるEV充電器は、急速充電に対応しており50kwが標準とされているが、夏の気温上昇に伴い充電器内部の温度が上昇した場合、動作停止や故障するリスクが高まるため、意図的に30kw程度まで出力電力を抑えて対応している。
しかし、出力電力が減ったことにより規定時間内で充電できる充電容量も低下することとなり、航続距離が短くなることを余儀なくされ、電欠を気にしながら走行することとなる。
この出力電力の低下要因である温度上昇を、放射冷却素材を利用し低減しようというものであり、良好な結果が得られた場合、充電器の普及に拍車がかかる。
(画像はプレスリリースより)

SPACECOOL株式会社
https://www.spacecool.jp/news/post-295/