ビジネス向け管理ツールが転用できる
2022年9月27日、株式会社Colorkrew (以下 カラクル)は、ビジネスコンシェルジュサービス「Mamoru Biz」(以下 マモル ビズ)を、園児の置き去り防止ツールとして、無償で全国の幼稚園や保育園100施設へ試験提供すると発表した。
このマモル ビズは、元々ビジネス向けのツールであり、社員の在席確認や商品などの在庫管理を、QRコードを読み込むことで把握するものである。
会社における出勤や欠勤の把握に用いている部分が、幼稚園児や保育園児のバス置き去りや、出席確認に利用することが可能であると判断されたため、全国の保育施設に無償で提供され、実証実験を行うこととなった。
施設側担当者に負担を掛けない
連日、バスに置き去りにされ亡くなった児童のニュースが報道されるが、保育施設担当者の確認不足で片付けられている。
しかし、コロナ禍による担当者の人手不足などの理由により、確認が不十分になる要因が存在する背景もあり、施設側を100%責められない。
今回のツールは、園児の名札などに付けられたQRコードをバスの乗降時や登園退園時に読み込むことで、園児の出席状況を把握することができ、担当者だけでなく保護者からも確認することが可能となっている。
悲惨な事故を完全に防ぐと共に、担当者と保護者双方の安心材料としても有効であると言える。
(画像はプレスリリースより)

株式会社Colorkrew
https://www.colorkrew.com/media/news/2022092701/