ディーゼル車向け次世代バイオ燃料
2023年1月20日、株式会社ユーグレナ(以下 ユーグレナ)は、東京都と締結した「バイオ燃料導入促進事業に係る協定」の基、ユーグレナが製造、販売するディーゼル車向け次世代バイオ燃料「サステオ」を都営バス58両へ供給すると発表した。
なお、供給された一部のバスにはハローキティラッピングが施される。
今回は、数台程度の単なる実証実験ではなく、1月25日から1か月程度の中期にわたるものであり、実際運行されている都営バスに供給することで、汎用性の検証を行うものである。
なお、「サステオ」ブランドとして、ディーゼル燃料だけでなく、航空機向けのジェット燃料も開発しており、分子構造が石油由来燃料と同等であることから、それぞれの内燃機関にも適用可能といった特性を有す。
微細藻類を原料とする環境配慮型燃料
今回使用される燃料は、従来の使用済み食用油だけでなく、微細藻類から抽出した油も原料とすることができるため、原料の集中利用を防ぐことが可能。
他のバイオマス燃料のように、特定の原料に集中することによる過剰な栽培を抑制することができるため、供給不足に陥る可能性が低い。
ユーグレナは、クロレラをはじめとする、藻類の研究を行っており、食品や化粧品の開発販売を行っており、今後は様々な分野での応用展開が期待される。
(画像はプレスリリースより)
株式会社ユーグレナ
https://www.euglena.jp/news/20230120-2/