5Gや6Gの通信エリアを拡大へ
2023年3月28日、株式会社アクセルベースは、NEDOが公募した「光通信等の衛星コンステレーション基盤技術の開発と実証」に参加することが決定し、株式会社Space Compass、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)、日本電気株式会社(NEC)と共同で進めると発表した。
このプロジェクトでは、2030年予定の次世代情報通信インフラ「Beyond 5G(6G)」を見据え、衛星利用による通信エリアの拡大を目的としており、より充実した通信環境が整うことになる。
5G、6Gでの特性が問題に
現在携帯電話の主流となっている4G電波は、山やビルの陰になっているところでも回り込むため、利用者端末に届きやすく全国の広いエリアをカバー可能。
しかし、今後周波数の高い5G、6Gが主になると、直進性が強いため、ビルなどの陰になっているところには電波が届かず、死角をカバーするため、より多くのアンテナを設置することになり地上での設備投資が膨大になるだけでなく、エリア拡大に時間が掛かる。
これらの問題を解決するために、地球低軌道衛星を利用し、電波を上空から提供することで通信エリアをカバーしようというもの。
また、災害などにより地上インフラが使えない場合でも有効とされており、今後の拡充が望まれる。
(画像はプレスリリースより)

株式会社アクセルスペース
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