LTE回線での4K映像の伝送は不可能
2023年4月4日、エアロセンス株式会社(以下 エアロセンス)は、栃木県内のゴルフ場で、高速ローカル5Gを利用した4K映像の伝送に成功したと発表した。
通常のLTE回線では、4K映像の伝送は帯域不足により不可能でありドローンを活用出来ないため、コースの巡回点検やお客さんの忘れ物捜索などを人の手で行うしかなかった。
今回は、高速ローカル5Gという回線に加え、LTE回線、2.4GHz通信をバックアップとして使うことで、圧縮した4K映像データを伝送することができた。
ゴルフ人口の減少による市場縮小
1980年代後半のバブル期に、こぞって会員になるなど、ゴルフ場は規模を拡大してきたが、バブル崩壊後はゴルフ人口が急激に減り、当時プレーしていた団塊世代はリタイアする人が続出する事態となっている。
これに伴い、ゴルフ場経営も厳しくなる一方で、運営に係る従業員削減や整備費用の縮小が必須となっているが、ゴルフ場を管理整備するには、多くの人手が必要であり管理自体も厳しくなる一方である。
ドローンを利用することで、ゴルフ場を直接人が見て回る必要が無くなるが、多波長カメラによる芝の生育具合も自動で可視化することができ、人手不足解消につながると期待される。
(画像はプレスリリースより)

エアロセンス株式会社
https://aerosense.co.jp/