ネットワークカメラ映像を基に判断
2023年4月20日、アーキット合同会社(以下 アーキット)と新谷建設株式会社(以下 新谷建設)は、建設現場における安全確保を目的とした、AIによる監視システム「AI見通し検知くん」を共同開発し、一般提供すると発表した。
このシステムは、作業現場の気象状況をネットワークカメラで撮影した視程標識の映像を基にAIで解析することで、遠隔地の作業現場が可能な状況にあるのかを、現地に行かずに確認出来るようにしたものである。
なお、視程を人の目で見るというあいまいな基準から、AIが判断することで安全基準が統一され、作業可否の判断が行いやすくなるメリットが生じた。
従来判断の問題点
従来、人が現場に赴き、直接状況を見て作業出来るかどうかの安全確認をしていたが、きちんとした基準が無い状態であり安全確保観点からも良いとは言えない状況であった。
現場に状況を確認しに行く途中でも、視界不良や天候悪化などに遭い、交通事故や労働災害を引き起こすリスクが懸念としてあった。
これらの人による直接確認を省き、遠隔カメラ映像を基にしたAI判断で作業可否が判断可能となったため、移動時の事故リスクが減ることになる。
(画像はプレスリリースより)
アーキット合同会社
https://arkit.jp/news_009.html