水中作業における安全性を補完
2023年8月31日、KDDI株式会社(以下 KDDI)、株式会社KDDI総合研究所(以下 KDDI総研)は、水中で作業するダイバーや水中ドローンなどの位置を測定し可視化する装置の開発に成功した。
この装置は、1台の受信機にて、超音波発信機を装着しているダイバーや装置などの複数対象を観測することが可能であり、1秒ごとにそれぞれの位置を船上のモニターで確認できる。
海流や波の影響を受けやすい水中作業者相互の位置把握が可能であり、接近しすぎることによる衝突や、海流に流されるなどといった偶発事故を未然に防ぐことができる。
水中活動に伴う危険
港湾事業や漁業に伴う作業は、海上や水中で行うことになるが、水中での活動には常に危険が伴う可能性が高く、一度事故が起きると重大案件となりうる。
また、水中での作業は、陸上と比較してスピードが遅い分作業進捗が悪いため、効率的な人員配置と移動による時間を考慮した作業進捗の把握が重要。
今回各作業者などの位置関係が把握できることで、視界の悪い海中での作業も安心度が増すことになり、作業効率が上がるものと期待されている。
(画像はプレスリリースより)

KDDI株式会社
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