部屋上部からではなく床から吹き出し
2023年7月26日、清水建設株式会社(以下 清水建設)は、大阪公立大学健康科学イノベーションセンター、株式会社総合医科学研究所と共同で、オフィスに設置された個人ブース空調システムの開発を発表した。
このシステムは、従来の部屋上部からの空調吹き出しではなく、床から吹き出す形にし、風量や風向きなどを利用者が任意に設定することで疲労やストレスを軽減する目的。
なお、床からの吹き出しにしたことで、部屋全体に空気を対流させることが可能となり、ストレスによる作業効率低下が期待できる。
暑い寒いは仕事の効率を低下させる
一般的な大人数が在籍するオフィスは、空調が効く場所とそうではない場所が分かれることが多く、よく聞く「暑い」「寒い」と言った不満が多い。
近年増えてきた個人ブースであるが、コロナ禍により感染を気にしてWeb会議などを行うため設置される例が増えている。
しかし、空調に関してはオフィスの一部に個人ブースを設置した場合は、やはり不満が生じてしまい、ストレス、体調不良につながり仕事の効率も落ちてしまう。
これらを防ぐためにも、個人ブースの空調最適化は有効であると考えられる。
(画像はプレスリリースより)
清水建設株式会社
https://www.shimz.co.jp/