作業効率が20パーセントアップ
2023年11月6日、清水建設株式会社(以下 清水建設)と株式会社レンタルのニッケン(以下 ニッケン)は、建設現場における天井仕上げ作業について、1人で2台の作業車を操作する方法を開発した。
これは、有人電動作業者「スカイランナー」と無線で操作する無人資材運搬車「スカイテーブル」を用いるもので、スカイテーブルを遠隔操作することで、資材を運搬してくれる。
これにより、2人で1台ずつ操作した場合と比較し、作業効率が20パーセントアップすると考えられ、2024年4月から適用される時間外労働時間上限を厳守することが可能となる。
天井仕上げ作業は手間が掛かる
従来、天井仕上げ作業では移動式足場を使用するが、作業の進捗により移設作業が生じ、解体、再設置などの付加作業に多くの時間と手間が必要であった。
今回は、資材運搬車が遠隔操作で動くだけでなく、作業床を上げたまま次の作業場所へ移動できるため、足場の解体や設置が不要。
この分の作業時間が短縮されることと、1人で作業が可能になることで、効率が飛躍的に改善し、ストレス低減につながる。
なお、高所作業車のように特別な資格も不要であるため、有資格者が不在で作業が出来ないという心配も無い。
(画像はプレスリリースより)
清水建設株式会社
https://www.shimz.co.jp/