キヤノンマーケティングジャパンと資本業務提携を締結
遠隔接客サービス「RURA」の開発・提供などを進めるスタートアップのタイムリープ株式会社(以下、タイムリープ)は4日、キヤノンマーケティングジャパン株式会社(以下、キヤノンMJ)と資本業務提携契約を締結したことを発表した。
これにより、キヤノンMJの映像ソリューション技術と、タイムリープの遠隔接客技術やノウハウを組み合わせ、限られた人員でも店舗をはじめとする現場オペレーションを最適化、円滑に、また効果的に実施できる仕組みを構築するとしている。
タイムリープは、「RURA」を通じ、全国の店舗運営事業者における接客のセントラル化、DXでの集約推進支援を行ってきた。「RURA」は専用デバイスと接客のリモート対応に特化したクラウドで構成されるサービスで、複数設けられた受付や窓口など、バラバラに存在する現場業務を集約し、最低限のリモートスタッフで顧客体験を低下させることなく対応可能とするもの。
自社で培った接客現場のオペレーション分析力や設計力などのノウハウ・知見と、「RURA」を組み合わせ、人手不足や人件費削減に対応したい事業者らの問題解決に寄与している。
キヤノンMJグループは、「未来マーケティング企業」として、創造的・画期的技術により新たな未来を切り拓くべく、ステークホルダーとの共創・協業にも力を入れており、さまざまな社会課題の解決に取り組んできた。
中でもITソリューション事業を中核とし、業種・業務特化型サービスを提供する「Edgeソリューション」や、ITによる業務革新のフルサポートを提供する中小企業向けサービスなど、サービス型事業モデルの強化には力を入れており、多様な業種・業態の顧客における業務プロセス変革やDX推進を積極的に支援している。
「RURA」の新機能共同開発も
タイムリープでは、今回の資本業務提携による出資を受け、キヤノンMJの映像ソリューションとの連携により、「RURA」の製品力向上を図るとともに、キヤノンMJならではの全国規模の販売網を活用、全国の店舗事業者らを長期的に支援できるよう努めていくとする。
キヤノンMJは、自社顧客基盤とマーケティング力を活かし、タイムリープの「RURA」を広く共同提供していくほか、キヤノンMJとして持つ高度な映像ソリューションと「RURA」を組み合わせ、新しい現場オペレーション支援ソリューションの共同開発を行っていく。連携開発のほか、「RURA」の新機能を共同で開発することも見通している。
両社は生産労働人口の減少が顕著となっていくこの社会において、人手不足による事業運営上の深刻な影響を軽減するような、店舗の省人化にとどまらぬ多様な業種での次世代型接客業務支援提供を目指していく方針だ。
(画像はプレスリリースより)
タイムリープ株式会社 プレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000074.000059684.html