業界初の独自設計新チップ「XREAL X1」を搭載して登場
急成長を遂げているARテクノロジー企業で、AR(拡張現実)グラスの開発・販売を進めているXREALは24日、自社で独自に開発した空間コンピューティングチップ「XREAL X1」を搭載した、最新のARグラス「XREAL One」について、2025年1月17日より国内販売を開始すると発表した。
「XREAL One」は、前世代製品である「XREAL Air2 Pro」と「XREAL Air2 Ultra」に搭載された、三段階の調光機能システムを引き続き採用しつつ、さらにAR業界でも初となる自社開発の空間コンピューティングチップ「XREAL X1」を初搭載した。
この新チップ搭載により、グラス本体のみでネイティブ3DoFを用いた固定大画面体験を可能としている。これまでは、頭の回転や傾きまでを感知するX軸・Y軸・Z軸の3つの動きに対応する3DoF(自由度)を実現するため、ホストデバイスから出力した信号を「Beam」側などで処理させる必要があったが、「XREAL X1」の搭載により、信号をスマートグラス側で直に処理し、そのまま映像投影ができるようになった。
これにより、最低3msと低遅延も実現され、一層スムーズな視聴体験が可能となった。また、ユーザーはグラス本体での直接モード切替ができるようになり、よりシンプルでナチュラルな操作性を味わえるようにもなった。
より快適で没入感あるグラスに
「XREAL One」では、ディスプレイにソニーの「0.68インチ マイクロOLED」を採用。画面表示性能も大幅に向上させており、歪みを補正しながら視野角(FOV)は50度へと拡大され、これまで以上に大画面で没入感の高い視聴が楽しめるようになった。
最大輝度は600nit、最高120Hz、全モード90Hzの高リフレッシュレートを記録するものともなり、なめらかで高精細な画質、快適な理想の視聴体験へと近づいている。
ウルトラワイドスクリーンや、ブレ補正、サイドモードにも対応、マルチタスクなど多様なシーンで便利に活用できる仕組みも整えた。
さらに音響面では、業界を牽引するBoseと共同でチューニングを施し、よりクリアで繊細、立体的な音質を実現させている。
遠距離のノイズ抑制やプライバシー保護も実現、没入感を高める優れた音響効果とノイズリダクションを体験できるという。
予約は12月11日より開始されており、価格は69,980円(税込)。デバイスに接続、映像を投影しながら充電できる専用アクセサリーの「XREAL Hub」とセットにしたタイプは72,960円(税込)となる。
(画像はプレスリリースより)
XREAL プレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000158.000070978.html