サイバー詐欺から身を守るには
前編ではサイバー詐欺の概要についての記事を掲載したが、それではどう対処すればいいのか。この質問に答えるためにエントラスト社のCEOであるコーナー氏に話を聞いてみた。
コーナー氏は有数のサイバーセキュリティ専門家で、エントラスト社はアメリカの国土安全保障からイギリスのパスポート、更には南アフリカでのワールドカップやインターポールエージェントに関するセキュリティ書類など様々な面でセキュリティに寄与している。
サイバー詐欺に対する防衛
コーナー氏はサイバー詐欺の現状と対策について以下のように述べている。
「サイバー詐欺師は今や小規模ビジネスも視野に入れている。我々は最新式のハイテクを駆使した敵と軍拡競争をしている状態だ。敵は大企業からの詐取の努力も継続する一方で、小規模ビジネスにも焦点を当ててきている。このリスクに対処するためには、次のような三重のセキュリティを配備しなければならない。」
・認証システム
・不正検出システム
・規定外の取引を検証し、高リスクの取引には署名を要求するシステム
認証と不正検出というのは、取引や取引履歴を監視し、疑わしい取引をチェックするシステムである。コーナー氏は円トラストは既に最初の2つのセキュリティを提供しており、更にサービスを向上させるために3番目のセキュリティを追加したアイデンティティガードモバイルという製品を今週発売する。
三重セキュリティ対応のアプリで念には念を
アイデンティティガードモバイルはスマートフォン用のアプリである。あなたの口座で疑わしい取引が有った場合は、このアプリはあなたに取引詳細をテキストで通知し、銀行が処理する前に本人確認と承認を要求する。
融資の減少、緊縮予算、慎重な顧客などと共に、小規模ビジネスが抱える最大のリスクがサイバー犯罪による財務上の打撃である。だからこそ、用心深くセキュリティパッチを更新し続けることが必要だ。
ウイルス対策のパッケージソフトが強固であることを確認し、パスワードを頻繁に変更し、三重のセキュリティを配備することだ。
セキュリティの基本は「やっておいて良かった。」である。

Protect your business from the cybercrime wave
http://www.usatoday.com/money/smallbusiness/columnist/strauss/2010-04-18-cyber-threats_N.htmEntrust Inc.
http://www.entrust.com/Entrust Japan
http://japan.entrust.com/