インターネットによるビジネス形態の変化
インターネットによって小規模ビジネスの形態は変化し、起業家たちはより大きな市場にアクセスし、効率的に売り込むことが可能になった。
今やインターネットは小規模ビジネスの生命線となっている。イギリスのインターネットサービスプロバイダのイージーネットコネクトが2010年4月22日にリリースした報告書では調査対象となった人々の79%がインターネットによって今回の景気後退からの回復は前回より容易だったと答えている。
大抵の場合、戦略立案に際してインターネットは欠くことのできないものになっている。81%の人が1日インターネットがなければ行き詰ってしまうだろうと考えている。1時間でも無理だと言う人は48%、30分では29%、そしてなんと14%は常にインターネットなしではやっていけないと考えている。
不景気でもITインフラへの投資には前向き
景気の後退にもかかわらず、小企業は更にコンピュータシステムへの投資を模索している。これは小規模ビジネス用のソフトウェアメーカーにはチャンスである。
調査対象の3分の1(38%)はITインフラに投資しており、30%はスタッフ教育の一層の充実を検討している。15%が新規採用を検討しており、スタッフを増やそうと考えている。
今は新製品より社内の効率を高める時期
小規模ビジネスにとってソフトウェアへの投資は他の分野への投資に比べて非常に大きな割合を占めている。例えば、新製品の発売や新しい市場への参入、マーケティングへの支出などはより優先順位が低くなっており、それぞれ21%、14%となっている。
これらの数値から見てわかることはビジネスが社内プロセスを改良し、景気の上向きに備えてできるだけ効率と生産性を確保しておくことに焦点を当てているということだ。
この調査と共に発表されたプレス声明の中で、イージーネットコネクトの最高経営責任者であるクリス・ステニング氏は、中小規模の会社が現在の情勢に対して抱いている感覚について「慎重な楽観主義」という表現を使っている。

Small Business Using Internet as Road to Economic Recovery
http://news.suite101.com/article.cfm/small-business-using-internet-as-road-to-economic-recovery-a230314Are UK SMEs gearing up for growth?(Easynet Connectの報告書)
http://www.easynetconnect.net/Portals/0/DownloadFiles/IndustryInsight/WhitePapers/Are-UK%20SMEs-gearing-up-for-growth.pdf