ブルガリアで横行する海賊版
ブルガリアの放送局であるbTVが4月27日に報じたところによると、国際レコード・ビデオ制作者連盟(IFPI)の責任者であるフランセス・ムーア氏はEUの中で最も海賊版が横行しているのはブルガリアであると名指ししたそうだ。
ムーア氏のコメントは次の通りである。
「2008年以降、EU内のアートの分野で10万人以上の雇用が失われた。もし、インターネットでの著作権侵害が現在のペースで進行すれば、2015年までに120万人の人々が職を失うことになるだろう。そして、ブルガリアではソフトウェア全体のなんと60%が海賊版であると推測されている。」
法律の修正と取り締まりの強化
ブルガリアは現行法の修正が必要である。更に、インターネットプロバイダが自分の顧客が海賊版のソフトや音楽や映画を利用しないよう取り締まる必要がある。
もし、プロバイダが法律に従わない場合はまず警告を受け、それでも従わなければ罰金が科せられる。
ブルガリアの内務省で4月27日に調印された基本合意書はブルガリアにおける知的所有権の侵害に立ち向かうことを目的としており、ブルガリア内務大臣、IFPI、ビジネスソフトの販売業者連合の三者が署名した。

Bulgaria 'leads in internet piracy in the EU'
http://www.sofiaecho.com/2010/04/27/893109_bulgaria-leads-in-internet-piracy-in-the-eu