オフィスでワールドカップ観戦
イギリスの調査会社であるイクリプスがイギリス人のオフィスワーカー2,000人に対して行った調査では、ワールドカップの試合をオフィスのコンピュータで視聴すると回答した人が54%と半数以上に上った。
ビジネスに必要な接続に悪影響
実際に、オフィスで半数以上の人がインターネットで試合を観戦した場合、オフィス内でITシステムの動作が遅くなったり、場合によってはシステムがダウンしてしまう可能性があると言う。
イクリプスの責任者であるクローダ・マーフィ氏は次のように話す。
「こういったコンテンツを視聴するにはかなりの帯域幅が必要になる。
特に、イングランドとスロベニアの6月23日の試合でイギリスのブロードバンドネットワークのキャパシティが試されることになるだろう。重要なファイルやeコマースサイトなどのビジネスに必要なアプリケーションを利用するのに時間がかかってしまうだろう。」
会社内でネットワークが混雑状態になるのを避けるため注意を喚起し、ワールドカップの視聴でオフィスのITシステムに悪影響が出ないようにしておく必要がある。
半数以上は、仕事中のストリーミングが及ぼす影響に無頓着
調査対象の58%はワールドカップの試合を就業時間中に視聴することでオフィスのネットワークや接続状況に深刻な影響を与えるとは思わなかったと回答した。
そして、56%は彼らの所属する会社または団体で従業員がPCをそういった目的で利用することを規制するような何らかの指針があるかどうかを知らないと回答した。

World Cup can cause crashing of UK office computer systems
http://www.broadbandanalyst.co.uk/broadband-news/world-cup-crashing-uk-office-computer-systems/