巨大な磁気嵐の可能性
数年先に太陽の活動が極大になる可能性がある。その場合各国の電力網がオーバーヒートして飛行機の電子部品や衛星のナビゲーション・デバイスが作動しなくなる可能性があるという。
NASAが警告
NASAのシニア・サイエンティストによれば、数年先(2013年頃)に太陽は「深い眠り」から覚めて巨大な太陽フレアをつくり、その太陽フレアが発する磁気エネルギーにより地球は過去にないレベルの磁気エネルギーを受ける可能性があるという。
NASAの最新の警告によれば、この磁気エネルギーは稲妻に打たれるようなもので、何らかの対策を取らなければ、この磁気エネルギーにより地上の生物や緊急サービス、国家安全保障システムは壊滅的な被害を受ける可能性があるという。
科学者たちは、緊急サービスシステム、病院設備、銀行システム、航空制御装置、各家庭のコンピュータやiPod、自動車ナビのような家庭用電子機器にいたるまですべてを損傷する恐れがあると言っている。
科学者たちが警告
現在の社会は電子機器への依存度が大きい。そしてこの電子機器は磁気エネルギーに敏感だ。宇宙嵐が被害をあたえた場合、政府は数億ポンドの損害がでると想定している。
国立科学アカデミーは2年前、各国の電力網、GPSナビゲーション、航空機の電子制御システム、金融サービス、緊急時の無線通信などが強烈な太陽活動でノックアウトされる可能性があると警告している。
フィッシャー博士は十分に時間をかけて準備し予防措置を講じておけばトラブルは避けることができる、病院の電力のバックアップ・システムを構築しておく必要がある、衛星を「セーフモード」にしておく必要があると言っている。
アメリカではこの磁気嵐が衛星に与えうる被害をすでに知っており、現在対策をすすめている。その内容とは電力配給システムの端に特定のトランスをつけておいてこのトランスにより電力の配給を一時的にオフにできるようにするというもの。こうすることで電力網全体の電圧レベルを一括に調節することができる。
イギリスでは2008年、国家リスク対策委員会が設立された。この委員会はイギリスで起きうる危険性を調査するために設立された委員会で、この委員会では全地域レベルで電力供給を完全にストップさせる計画を構想しているということだ。
注:Y2K(Year 2000 problem、西暦2000年問題)
1990年代、西暦2000年になってコンピュータの誤動作がおきる可能性が社会的問題になった。西暦2000年を西暦1900年と誤認して処理ができなくなる問題。

The Above Top Secret
Nasa warns solar flares from 'huge space storm' will cause devastation
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