1ナノメートル以下の大きさの穴の撮影に成功
コーネル大学の科学者が世界ではじめて1ナノメートル以下の大きさの絶縁材の穴の撮影に成功した。より安くより速いコンピュータの探求だ。
この絶縁材の理解を深めることでコンピューターの処理速度を大幅に向上させ集積回路の電気利用効率量を大幅に向上させることができると半導体研究コーポレーション(SRC)の研究者とコーネル大学の研究者は言う。
コンピューターメーカーは現在、ナノスケールの銅線の回路のまわりを埋める絶縁体として二酸化ケイ素のかわりに多孔質で低誘電率の新物質を使いはじめている。増え続ける電力消費をおさえ半導体の性能を維持するためだ。絶縁体をこの新物質にすることでコンピューターチップ内部のナノスケールの銅線の回路を走る電気信号のスピードが上がり同時に消費電力も減るという。
チーズの中の分子の隙間の数
現在のコンピューター開発戦争で生き残るためにはスイスチーズの中に分子サイズの隙間がいくつあるのか正確に測る技術力が必要だとコーネル大学応用工学物理学教授デビッドミュラーは言う。
原子の世界を撮影
SRCの研究者とコーネル大の研究者は電子線トモグラフィーを使ってナノホールの3次元画像を撮影する方法を考案した。この方法はCTスキャンやMRIなどの医療分野で使われている方法。
コンピューターソフトウェアを使っていろいろな角度から撮影された2次元像を合成して3次元画像をつくる方法もある。
これらのナノホールの構造とそれぞれのつながりがわかればより強度が高く化学的に安定したコンピューターの基板をつくることができるという。

TechCrunch
Researchers Capture First Images Of Sub-Nano Pore Structures
http://techcrunch.com/2010/06/07/greystripe-and-adobe-partner-to-bring-flash-ads-to-the-iphone-sort-of/Before It's News
Researchers Capture First Images Of Sub-Nano Pore Structures
http://beforeitsnews.com/story/74/588/Researchers_Capture_First_Images_Of_Sub-Nano_Pore_Structures.html