旧OSの運命いかに
新バージョンのOSが発売されると旧バージョンのOSは市場から消えるが、旧バージョンのOSに愛着があるユーザも多い。Microsoft社は旧バージョンのOSの販売期間延長を発表した。そして旧OSへのダウングレード権を認めた。新しいコンピュータに旧バージョンのOSを入れて使ことができる。
旧OSの販売期間延長発表
Microsoft社は最終的に旧OSへのダウングレード権を認めた。ダウングレード権とはユーザーが旧バージョンのWindows OSをインストールする権利のこと。
Windows 7 ProfessionalやWindows 7 UltimateといったOEM版にはWindows VistaやWindows XP Professionalのダウングレード権も同梱されているという。
またMicrosoft社の発表によると、販売業者は新バージョンのOSが発売された後1年以内は旧バージョンのOSを販売することができ、OEM版では新バージョンのOS発売後2年以内は旧バージョンのOSを販売することができるということ。
つまりOEM業者は、2010年10月22日まではWindows XP HomeやWindows Vistaをネットブックなどのデバイスにプリインストールして販売することが出来る。Windows Vistaのパッケージ版の販売も続ける事が出来るということ。
Microsoft社ブランドン・ルブラン氏
ほとんどのお客様はWindows 7にアップグレードされます。メーカーさんはデバイスにWindows 7をプリインストールされているようです。現在弊社はお客様からWindows XP Professionalのエンドユーザ資格が抹消されるというのは困る、Windows 7がプリインストールされたコンピュータにも旧バージョンのOSをインストールできるようにしてほしいというお声をいただいています。今後は新しいコンピュータを購入された法人の方も、Windows 7を導入されるまでWindows XPやWindows Vistaをコンピュータにインストールしてお使いになることができます。旧バージョンのOSのプロダクトキーを引き続きご利用し続けることができます。こうすることで結果として新しいOSに移行しやすい環境になるのではないでしょうか。
Microsoft社はWindows 7を今までで最高に売れた製品だと評価している。Windows 7は発売以来これまでに150万枚を売り上げている。しかし個人法人問わずアップグレードに消極的な消費者はかなりの数いるという。この発表でさてアップグレードするユーザは増えるだろうか。

ExtremeTech
Microsoft Clarifies OS Downgrade Rights Schedule
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