もともとは潜在顧客の獲得を見込んだ商用サービス
インターネットは人と人を繋ぐという点で重要な役割を果たしている。しかし、感情のこもった人間関係を築くにはネットでは力不足な側面もあるようだ。結果的に、オンラインの友人をお金を払って購入しているフェイスブックユーザーが少なくないというのだ。
ソーシャルメディアマーケティング会社であるuSocial.netは昨年、ビジネス利用向けにフェイスブック上でファンや友人を購入できるサービスを始めた。潜在顧客獲得のための裾野を広げることをうたったサービスである。(このサービス自体、フェイスブックとの間で物議を醸している。)
一般のユーザーの利用が増加!?
しかし、同社にとっても想定外だったのが、ビジネス利用ではない一般の人がこのサービスを利用してファンや友人を購入していることだ。uSocial.netのCEOであるレオン・ヒル氏は次のように話す。
「このサービスを開始してすぐ、かなりの数の一般のユーザーがフェイスブックで友人を購入し始めた。更に驚いたことに、その理由は単にオンラインでの孤独をまぎらすための話し相手がほしかったとからいう点だ。」
ではどんな人が実際にお金を払ってまで友人を獲得しているのか。例えば、海外駐留している米軍の兵士などがいるようだ。彼らに、その理由を聞いてみたところ、戦地で少しでも日常生活をしているような気分になれるから、といった回答や、心が温まるからといった回答が寄せられているようだ。

Lonely Facebook Users Buying Online Friends
http://www.prnewswire.com/news-releases/lonely-facebook-users-buying-online-friends-100613399.htmluSocial.net
http://usocial.net/