すすむインターネット開発
アフリカでは携帯電話の利用が進んでいる。何百万人の人々が携帯電話を使いビジネスを進めている。そして今彼らの関心はインターネットだ。しかしアフリカではまだインターネット回線のスピードが遅く人々はもっと速い回線を求めている。アフリカの人々は高速回線が実現すれば暮らしはもっとよくなると信じている。
そんなアフリカで、大陸間で光ファイバー・ケーブルを使った高速回線が実現しようとしている。
海底ケーブル開発
アフリカのネットワーク環境開発に関しては、企業や政府は現在スパートをかけている状態だ。
現在の開発レースの首位はSeacom cable社。同社はムンバイと東アフリカ海岸の間に海底ケーブルを敷いた。このケーブルによって南アフリカ、モザンビーク、タンザニア、ケニアがネットワークに繋がった。現在インターネットサービスプロバイダーは同地域の顧客の囲い込みに必死だ。同地域のユーザーはより高速なネット接続の恩恵に浴する事になる。
今は海底ケーブルの恩恵を受けているのはアフリカの沿岸国だけだが、そのうちウガンダ、ルワンダといったアフリカの内陸部の国々もその恩恵に浴するようになるだろう。
革命は実現する
以下ケニアのBBC記者ジョセフ・ワラインさんのことば。
ジョセフ・ワラインさん
以前はロンドンに電話する時はあらかじめ交換手に電話の予約を入れる必要がありました。交換手が電話してくるのをずっと部屋で待っていたんです。でも今はフリー回線です。もう交換手に取次ぎを依頼する必要はありません。
今では携帯電話の登場によってケニア人をはじめ多くのアフリカ人が生活環境の変化を感じている。企業による長距離電話サービスがはじまり国営サービスの利用は減っている。
しかしインターネットとなると携帯電話回線でするわけにはいかない。非常に高額で表示が遅いからだ。
固定回線を持つビジネスマンでさえウェブ接続には手を焼いている。南アフリカではデータ輸送はADSL回線よりもレースバトのほうが速いという話もあるくらいだ。
しかしワラインさんは1960年のアフリカ独立革命実現と同様この海底ケーブルがアフリカのデジタル革命を実現すると考えている。

BBC
Africa gets connected
http://www.bbc.co.uk/blogs/technology/2009/09/africa_gets_connected.htmlProfileKiss
http://www.profilekiss.com/