旅行者はスマートフォンをどのように活用しているか
現在アメリカで使用されている携帯電話の3割がインターネット接続機能の付いたスマートフォンであり、旅行サービスの市場調査担当者の最大の関心ごとの一つとなっている。つまり、旅行者が旅行先や旅行代理店の手続きをしたり情報を共有したりするのに、こういった端末をどのように利用しているのかという点である。
Ypartnership/Harrison Group の"2010年版アメリカ人旅行者のポートレート"ではいくつかの洞察に富んだ答えを見ることができる。
旅行関連アプリをダウンロード
約19%の旅行者は旅行関連のアプリケーションを自分のスマートフォンにダウンロードしている。その中で最も多いのが、内臓のGPS機能を利用したナビゲーションかあるいは、フライトスケジュールや遅延の最新情報を検索できるアプリで、約47%の人がダウンロードしていた。
また、航空運賃や宿泊料金を比較したり、旅行に関する情報や写真を共有したりするものが約28%であった。約11%はスマートフォンから携帯端末用の割引クーポンをダウンロードしていた。
旅行者にとって携帯端末はより重要なツールに
Ypartnershipの会長兼CEOであるPeter C. Yesawich氏は次のように話す。
「携帯端末が今後、旅行産業においてますます重要な役割を果たす方向にあるのは明らかである。」
"2010年版アメリカ人旅行者のポートレート"は今年2月に国内の2,524世帯を対象に実施された調査である。この結果はアメリカ人の旅行活動について、現在の経済環境や社会的価値、メディア活動が与える影響を浮き彫りにしている。

New Survey Reveals How Smart Phones Are Utilized By U.S. Travelers
http://www.hotelinteractive.com/article.aspx?articleid=18021