Microsoft社、「Office for Mac 2011」リリース
Microsoft社がMacユーザー向オフィスソフト「Office for Mac 2011」をリリースすると発表した。
「Office for Mac 2011」はWindowsとMac両方のプラットフォームに最適化されたオフィスソフト。Macとの互換性が向上し、シームレスに文書の共有を行う事が出来る。
「Office for Mac 2011」米国版は10月26日にリリースされた。価格はアカデミック版が219米ドル(約18,000円)。通常版が379米ドル(約31,000円)。
アップグレードの改善点
Word for Mac
クロスプラットフォーム互換性の向上。従来、Macで作成した文書をWindowsで開くとコンフリクトがおきる事があった。この互換性が向上した。
Outlook for Mac
「Outlook」は電子メールとスケジューリングアプリケーション。今回のMac版「Outlook」は初のMac OS X用ネイティブバージョン。
PowerPoint for Mac
PowerPointスライドの全レイヤに3Dビュー機能がついた。これはドラッグ&ドロップで簡単に追加する事が可能。この機能はMac版のみに付属する。
テンプレートギャラリー
プロがデザインしたテンプレートが付属している。またオンラインテンプレートもある。オンラインテンプレートに登録されたWord、PowerPoint、Excelのテンプレートの数は数千。
Macにユーザが流れる?
専門家はiPodとiPadの「後光効果」を指摘する。専門家は今回のアップグレードでWindowsからMacに替えるユーザが増える可能性があると分析している。この製品を買ったWindowsユーザーがApple社製品に親しみを覚えApple社製品の購入に切り替える可能性があるという。
しかしMicrosoft社「Office」の市場の占有率は大きい。特に文書作成ソフトと表計算ソフトの分野では圧倒的なシェアを誇る。Macとの互換性向上はMacユーザにはうれしいところ。

Office 2011 a worthy upgrade for Mac users
http://tvnz.co.nz/technology-news/office-2011-worthy-upgrade-mac-users-3821627