CEO辞任、後継はジョブズ氏推薦のクック氏
24日、
Apple(米)の
CEOスティーブ・ジョブズ氏が
CEOの職を辞することが発表された。後任は
ティム・クックCOO(最高経営責任者)。
クック氏は
ジョブズ氏が推薦した。
REUTERS(ロイター通信)によると、
ジョブズ氏は、
私がアップルのCEOとして職務を果たし期待に沿うことができなくなる日がくれば、私がまず報告すると常に言ってきた。残念ながらその日が来た。
と述べたという。
驚異のプレゼン力
ジョブズ氏は
Appleの
WWDC(
Appleの開発者向けイベント)などでキーノート講演を行うが、その姿は単に一企業のCEOというだけにとどまらないカリスマ性を備え、その語り口は熱く、強い説得力を持っている。実際に、『
スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則』(カーマイン・ガロ著、日経BP社)という著書も出版されるほどである。
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Quagmire's Photos]
波乱の人生を語る、感動の映像あり
周知の通り、
ジョブズ氏は
Appleの創業者にして、一時はそこから追放されるという憂き目に遭い、その後、落ち目になった
Appleに復帰して、
iPod、
iPhoneなどを投入、見事に
Appleを復活させた。と同時に、
Apple追放中には、フルCGアニメ「
トイ・ストーリー」などで有名なアニメーション・スタジオ「
PIXAR(ピクサー)」を立ち上げ、こちらも大成功させるという、起業家としても驚異的な力の持ち主。
その
ジョブズ氏が、05年、スタンフォード大学の卒業式において、若者たちに向けて彼自身の半生を語ったスピーチは、ユーモアにあふれながらも、感動的だ。下部に掲載しておくので、未見の方はぜひ!
ちなみに、
ジョブズ氏の退任を受け、
Appleの株は時間外取引で下落したことを日本経済新聞が報じている。376,18ドルで通常取引を終えたあと、351ドルで推移中という。

REUTERS ロイター
UPDATE1: 米アップルのジョブズCEOが辞任、新CEOはクック氏日本経済新聞
アップル・ジョブズ氏がCEO退任 株価、時間外で下落 [スティーブ・ジョブズ氏、感動のスピーチ]