サイト上で簡単チェック!
クラウドサービスを導入している、また導入を検討している企業は、その規模にかかわらず急増している。そんななか、クラウド利用におけるセキュリティ対策は万全かどうか、無償で診断できるサイトをトレンドマイクロが公開した。
この「セキュリティアセスメントツール」というサイトでは、25の設問が用意されており、それに「はい」か「いいえ」で答えていく。すると、そのセキュリティ状況を「防御力」「対処力」「組織力」「専門力」「把握力」の5つの観点から採点。結果をチャートで示してくれるというものだ。結果に応じ、必要なアドバイスも表示してくれる。
IT担当者はぜひ活用を
トレンドマイクロでは、クラウド移行をすでに行っている企業や、現在検討中である企業に、自社のセキュリティ状況を把握し、クラウド利用におけるセキュリティ指針の立案などに結果を活かしてほしいとしている。
ここで出された結果は、その企業の該当する業界や人員規模を指定し、同じジャンルの企業の平均と比較することもできる。どういった点に弱く、そこを強化するためにはどのように改善していけばよいのか、見出すには格好のデータとなるだろう。
なお、この「クラウドセキュリティ」診断は第2弾として公開されたもので、第1弾では「サイバー攻撃」をテーマにしている。2月19日までにこの第1弾診断を利用したユーザーの結果では、「重要度の高い情報を端末に保存させない」という対策が最も進んでいなかったそうだ。この対策は全体の約8割が未実施だったという。
企業におけるITの活用は常に利便性を高めてくれるが、それとともにセキュリティの管理を徹底することが不可欠になる。担当者は一度こうした診断を活用してみては。
トレンドマイクロ セキュリティアセスメントツール
http://satool.trendmicro.co.jp/