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2025年05月11日(日)
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大日本印刷、太陽電池モジュールの変換効率を向上する部材3種の量産を開始

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大日本印刷、太陽電池モジュールの変換効率を向上する部材3種の量産を開始

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高電圧下での電流漏れの耐性を高めた封止材など
大日本印刷(DNP)は、太陽電池モジュールの変換効率向上の動きが国内外で進んでいることに対応し、封止材「CVFシリーズ」、バックシート「NRシリーズ」、裏面電極型の太陽電池に対応した「バスラインシート」の3製品の量産を開始する。

*画像はニュースリリースより 「裏面電極用『バスラインシート』」
太陽電池モジュール・部材
「2014年度に200億円の売上を見込む」
封止材は、太陽電池モジュールにいおて、太陽電池(セル)を封止して屋外環境から保護するシート材。DNPの封止材「CVFシリーズ」は、ポリオレフィンを用い、EVAを使用した製品と比べて約10倍の水分遮断性があり、高温度・高湿度で1,000Vの電圧をかけたPIDが起こりやすい条件下でも、出力低下がほとんどない。さらに、EVAは、短波長のUVにより分解されて黄変や酸性ガスを発生することがあるが、「CVFシリーズ」ではこの現象が起きにくく、幅広い波長域の光の透過性に優れるという。

バックシートは、太陽電池モジュールの裏面にあり太陽電池を水蒸気などから保護する耐候性フィルムで、モジュールは効率の向上にともなって高電圧となるため、バックシートには高い絶縁性が求めらる。DNPの「NRシリーズ」は、従来の数倍に絶縁性を高めたバックシートを開発。難燃性も高く、高温度・高湿度下の長期信頼性評価で、従来の10倍以上の耐久性を有する。

裏面電極型の「バスラインシート」(回路付きフィルムシート)は、電極の回路パターンをシート上に形成した製品で、太陽電池モジュールを製造するラミネート工程で、セルに貼り合わせるだけで電極が形成でき、生産工程が簡易化する。裏面電極セルは、従来、太陽電池セルの表面に配置されていた電極を裏面に配置し、太陽光を受ける面積を拡大したセル。セル表面の電極をなくして受光面積を増やすことで発電効率を高めることができる。

DNPでは、これまで、太陽電池事業の強化、拡大を目的として、営業、開発、製造体制を強化、DNPが長年培ってきた技術を核とする、太陽電池向け部材の生産を行っており、今後も、太陽電池モジュールの変換効率向上に対応した部材のラインナップの充実し、これらの部材により、「2014年度に200億円の売上を見込む」としている。

外部リンク

大日本印刷 ニュースリリース
http://www.dnp.co.jp/news/10041801_2482.html

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