Twitterのフォロワー付きアカウント販売、Twitter社の判断は？

Twitterユーザーにとって、フォロワー数は大きな意味をもつものであるだろう。話題や注目を集めれば、その数は飛躍的に増える。数が増えれば、さらに注目が集まる…その循環が起きることは、リアルタイムのコミュニケーションツールとして必然ともいえる。

それをビジネスに利用し、多量な数のフォロワー数をあらかじめつけたアカウントを販売する会社が登場し、物議をかもしている。この販売サイトは「Twitter フォロワー付きアカウント販売-増やすソーシャルSEO」というもの。twifollow.comが運営する。

そのサイトでは、ツイッターで成功するための最短パスとして今すぐ数万人のフォロワーを手に入れよう！とアピールし、すでにフォロワーが付いたアカウントを販売している。販売価格は7万フォロワー付き14万円～で、12万フォロワー24万円までの6種類。12月3日正午現在、10万フォロワー付きパックまでの下位4種は売り切れとなっており、11万、12万フォロワー付きのパック2種が購入可能として残っている。

SEOビジネスとして、たしかに考えられるものではあるのだが、問題はTwitterの利用規約だ。Twitter社では、「売買目的でアカウントを作成する」ことや、「過剰に他社をフォロワーしてフォロワーをたくさん作る方策を通し、フォロワーを“売る”行為を企て」ることなどを禁止事項として定めており、この規約に違反した場合は、事前告知なくアカウント停止となる。

twifollow.comでは、これに対し、サイト上のよくある質問のコーナーで、増やす過程に問題があればアカウント停止となるが、このサービスでは増やした後なので問題はないと説明している。

Twitterが人々の行動に大きな影響を与えるからこそ生まれたものではあるが、規約違反と判断されかねない短絡的ビジネスともみえる。Twitterユーザーの間でも同サービスに対しては、批判の声が多くあがってきている。販売価格も一定程度高額であり、Twitter社が今後どのような対応を示すか、注視されるところだ。




Twitterフォロワー付き！アカウントショップ
Twitter　サービス利用規約