開発者向けベータ版から正式版が公開に
米Microsoftが現地時間9日、ウェブブラウザ用のプラグイン「Silverlight」の最新版となる「Silverlight 5」正式版をリリースした。同社のサイトから、Internet Explorer、Firefox、Safari、Chromeのそれぞれのプラグインをダウンロードできる。
今年4月に、開発者向けとしてベータ版が公開されていたものの正式版で、H.264のハードウェアデコードやGPUによる3D描画にも対応するものとなっている。出力品質を向上させる「Postscript Vector Printing」にも対応したほか、ローカルファイルへアクセスすることができるようになる「Trusted Application」モデルの導入も完了した。
次期サポートなし、最後のメジャー版か
今回のSilverlight 5のサポートライフサイクルは2021年10月12日までと設定されている。設定期間としてはかなり長めだ。
ちなみにMicrosoftは、次期OSとなるWindows 8でのInternet Explorer 10において、FlashやSilverlightなどのプラグインをサポートしないことをすでに表明している。このことから考えて、今回のSilverlight 5が最後のメジャーバージョンになるのではないかとみられている。
MSDN Blogs : The Silverlight BlogSilverlight