GMOコマース、業界初のマイナンバー収集機能搭載シフト管理ツールを発表

GMOインターネットグループのGMOコマース株式会社は12月25日、スマートフォン向けのアプリから、従業員のシフトを収集・調整できるほか、マイナンバーの収集・管理機能も搭載した、店舗向けのサポートツール「GMOシフトマネージャー」をリリースした。マイナンバー制度の導入に対応した業界初のシフト収集・管理ツールとなっており、店舗責任者や事業者にとって、作業を大幅に効率化できる便利ツールといえる。

まず、これまで紙媒体やメールなどでの提出が一般的だった従業員のシフト回収作業がアプリ1つで完結できる。スタッフはスマートフォンにダウンロードしたアプリから、いつでもどこでも簡単にシフト提出を行える。自分が提出したシフトや確定シフトを閲覧・確認することも可能だ。

提出されたシフトは管理画面に自動反映されるので、担当者が別途入力作業を行う必要はない。各スタッフへの提出期限に関する通知など、お知らせを配信することも容易で、提出忘れや回収漏れも防止できるという。

急な欠員の発生時など、予定外の調整が必要となった場合にも、「GMOシフトマネージャー」の管理画面から、店舗や持ち場ごとに作成しておいた従業員のグループチャットへ、直接欠員募集通知を送ることができる。

通知を見て出勤できると思うスタッフは、そこからすぐにシフト申請が行え、申請内容は管理画面に自動反映される。申請者が多数発生した場合には、担当管理者が出勤スタッフを選択し、依頼すればよく、あらゆる調整にスピーディな対応をとることができる仕組みとなっている。

この1月から、全事業者に従業員のマイナンバー収集が義務づけられ、制度の本格運用がスタートすることから、マイナンバーの収集・保管を効率よく、セキュアに実現するサポート機能も搭載された。

スタッフがアプリを起動し、自身のマイナンバーを撮影すると、文字認識機能で自動的に電子データ化、店舗や企業への情報提出を済ませられる。撮影した端末内には、マイナンバーデータが残ることはなく、安全性が保たれるという。本人確認に用いる身分証の提出も、同様にアプリで撮影して提出することが可能だ。

提出されたマイナンバー関連のデータは、高セキュリティのクラウド上で保管される。退職者のマイナンバーについては、設定された保管期限を過ぎると自動廃棄処理されるため、廃棄漏れといったリスクもなくすことができる。

収集したマイナンバーについては、CSV形式でのダウンロードが可能で、給与計算ソフトとの連携などが行える。事業者がマイナンバー制度対応の給与ソフトを導入済みの場合、収集をシフトと同様に「GMOシフトマネージャー」で実施し、保管・利用は既存の給与ソフトで行うといった活用法もできるそうだ。

シフト管理機能と、マイナンバーの収集・保管・管理機能については、それぞれ個別に管理者を設定できるため、情報に接触する管理者を最小限に抑え、管理を徹底、安心・安全な取り扱いも実現させやすいという。

無料で利用できる「フリー」プランは、アプリ内に広告表示が入るが、スタッフ管理機能、シフト管理機能、OCR機能と二段階認証機能を除いたマイナンバー管理機能を使うことができる。有償プランとして「ライト」プラン、「スタンダード」プランがあり、初期設定量はいずれも2万円、月額利用料は「ライト」プランが一律1,500円で、「スタンダード」プランはスタッフ登録数に応じ、3,000円からとなっている。

（画像はプレスリリースより）




GMOコマース株式会社　プレスリリース
http://www.gmo-c.jp/info/release151225.html

「GMOシフトマネージャー」
https://shiftmanager.jp/