シスコの次世代SDNソリューションを発表
ITインフラソリューションの提供を行う株式会社ネットワールドは12月11日より、シスコシステムズの次世代SDN(Software Defined Network)ソリューションとなる「Cisco Application Centric Infrastructure(ACI)」(以下、「Cisco ACI」)の販売を開始した。
「Cisco ACI」は、ネットワーク機器の構成定義を抽象化してプロファイル化し、ACIファブリック内のスイッチに適用するという方式によって、ネットワークに関する専門知識がなくても、素早く簡単に、物理と仮想の両ネットワークを構築することができるSDNソリューション。オープンAPIで管理、オーケストレーション、監視、仮想化、ネットワークサービス、ストレージなど、各種エコパートナー製品との連携も可能となっており、ワンストップでの最適な管理が実現できる画期的な次世代ソリューションとされている。
構築や運用にかかるコストを大幅に削減
「Cisco ACI」は「Spine」と「Leaf」のファブリック構造で形成される。Spineスイッチは、ACIファブリックに接続される機器の情報をキャッシュし、Leafスイッチが接続されるサーバー、ネットワーク機器、ストレージなどに対し、物理的ポートを提供する。
ネットワークの構築は、プロファイルベースで行われるため、プロビジョニングや設定の変更は瞬時に行える。また仮想マシンが動いた際には、それに追従して構成定義も自動変更されるため、ネットワークを管理するうえで、作業の効率化・軽減を図ることができるという。
これまでのネットワークにおける構成定義を、新たに抽象化してポリシーとし、これを組み合わせたプロファイルを「アプリケーション・ネットワーク・プロファイル」としてACIファブリック内のスイッチに適用。物理と仮想のネットワーク全体における構築からセキュリティサービスの設定、変更など、一元的な管理・制御を可能としている。
「OpFlex」というオープンプロトコルをサポートする予定で、「Cisco ACI」とその他のシスコ製品やエコパートナー製品が幅広く連携可能となるほか、一般的なAPIを用いて「Cisco ACI」とエコパートナー製品、クラウドOSなどとの連携も行える。
(画像はプレスリリースより)

株式会社ネットワールド プレスリリース
http://www.networld.co.jp/news/press2014/1211.htmCisco ACI 製品情報ページ
http://www.networld.co.jp/cisco/pro_aci.htm