ユーザーローカルとの提携で展開開始へ
ヤフー株式会社が、アクセス解析ソリューションで定評のあるベンチャー企業、株式会社ユーザーローカルと技術提携を結び、無料のリアルタイムアクセス解析サービスを今秋にも公開、提供開始する予定であることが分かった。サービス提供について、両社が24日に合意したという。
サービスは、Yahoo!JAPANブランドで展開され、ヤフーが自社広告を利用するサイト運営者に原則無償で提供する予定だ。一定の条件のもと、無償とするとしており、この条件詳細に関しては、後日明らかにするとしている。また、サービスは今後開始する事前受付を行ったユーザーから、先着順で順次提供していくそうだ。
デバイスごとのアクセス解析、訪問者の属性分析などが可能
プレオープンしているサイト情報によると、アクセス解析では、スマートフォンやタブレット、フィーチャーフォンなど複数のデバイスからのアクセスを切り分けて、ユーザーのアクセス傾向を詳細分析できるという。また、サイトやページごとの訪問者について、その居住地域や男女比、年齢構成も把握できるといい、地域ごとのアクセスを人口比を考慮した相対値でも表示していくとしている。
スマートフォンアプリがダウンロードされた流入経路や、ユーザーのアクティブ率、リピート率なども解析できる。このほかにも、広告経由のクリック数や会員登録、商品購入といったコンバージョン分析、閲覧している組織・業界の分析、解析データをもとにした広告配信の最適化を図る、ターゲティング広告サポートなどのサービスが提供予定だ。
ユーザーローカル社は、早稲田大学大学院での研究をもとに生まれた技術開発ベンチャー。商用アクセス解析ツールの「User Insight」や、ブログ向け無料アクセス解析ツールの「なかのひと」、スマートフォン解析ツールなどを提供している。無料ツールでは国内20万サイト以上、商用ツールでは400社の国内トップクラスウェブサイトに導入された実績をもつ。

Yahoo!JAPAN アクセス解析
http://analytics.yahoo.co.jp/株式会社ユーザーローカル
http://www.userlocal.jp/