Vine、終了後は「Vine Camera」に

米Twitter傘下の動画投稿・共有サービス「Vine」は、現地時間の16日、「Vine」アプリは来年1月より「Vine Camera」へとリブランデッドして移行すると発表した。すでにTwitterより10月に発表されていたサービス終了後の方針が確定されたことになる。

「Vine」は6秒のループ動画を作成・共有できるアプリサービスとして誕生、正式リリース前にTwitterによって買収され、2013年の正式版公開から、Twitterの無料公式動画投稿アプリになっていたが、徐々に伸び悩みをみせるようになり、今年10月末には、今後数カ月中にモバイルアプリ「Vine」の提供を終了させると発表されるにいたっていた。

今回、発表されたところによると、現在App Store、Google Playで提供されている「Vine」が、1月になると機能の限定されたダウングレード版といえる「Vine Camera」に置き換わり、サービスがリニューアルされるという。

「Vine Camera」はごくシンプルな機能のアプリで、「Vine」と同様の6秒ループ動画を作成し、カメラロールに保存したり、Twitterに直接投稿したりすることができるが、それ以外の機能はカットされ、これまで可能だったキャプションやBGMの追加などは行えなくなる。

「Vine」ユーザーは、これまでに「Vine」上で共有したループ動画コンテンツについて、現時点ではアプリやWebサイトからダウンロードして保存、消滅を回避することができる。

ただし、アプリからのダウンロードの場合、コンテンツ本体のみの保存となり、それに付随するコメントなどのデータはダウンロードされない。また、1月に公開された「Vine Camera」への移行後は、アプリからのコンテンツダウンロードは行えなくなる。

Webサイトからのダウンロードを実行する場合は、動画に「index.html」ファイルが含まれるため、Vineのキャプションや付けられたコメント、“Like”数など他のデータもあわせてダウンロードすることができるという。ダウンロードを行うには、画面右上に表示される「Download Your Vines」ボタンをクリックすると、登録メールアドレスにダウンロード用のURLが送付されてくるため、指示に従って進めばよい。

「Vine」で形成されたコミュニティは消滅するが、発表ではお気に入りの「Vine」フォロワーを簡単にTwitter上でフォローできるようにする方法を数日中にロールアウトするとし、「Follow On Twitter」のお知らせに注目していてほしいとアナウンスしている。Twitterでは、これによって「Vine」ユーザーのコミュニティ基盤をTwitter本体へと移動・吸収させることを目指すとみられる。

（画像は「Vine」公式サイトより）




Vine　公式ブログ　発表記事
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「Vine」　公式サイト
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