使えるねっと、簡単・有効なクラウド型WAF「使えるWaffle」をリリース

クラウドサービスのプロバイダとして各種クラウド製品やサービスの開発・販売を手がける使えるねっと株式会社は10日、ペンタセキュリティシステムズ株式会社とパートナー契約を締結し、サイバー攻撃への対策として有用なクラウド型WAF（Webアプリケーションファイアーウォール）サービス「使えるWaffle」をリリースすると発表した。

日本国内ではクラウド市場が大きく成長してきており、企業内の既存システムにおけるクラウド移行も加速的に進んでいる。クラウドは利用価値の高いものである一方、重要で秘匿性の高い企業資産であるデータをクラウドに保管したり、ネットを通じてやりとりしたりするため、データの破損や流出を未然に防ぐことが求められ、より高レベルでのサイバー攻撃対策・セキュリティ対策が必要になる。

しかしセキュリティの強化には、高額な構築コストが必要となったり、そのシステムを使いこなし管理するだけの高度な専門知識が求められたりと、実現が難しい、そこまで人手やコストを割けないケースも少なくない。「使えるWaffle」は、そうした課題に応える新製品だ。

「使えるWaffle」は、Webハッキングやサイト改竄、インターネット経由の情報搾取やDDoS攻撃などを遮断するクラウドベースのWAFサービス。事前に26種類のセキュリティポリシーをセットした論理演算検知エンジンを搭載しており、これによって既知および未知の攻撃をスマートに検知、防御することができる。

その攻撃に対する防御力は、従来のWAF製品に比べても強固なものとなっており、インジェクションやクロスサイトスクリプティングなど、セキュリティ関連のプロフェッショナルなオープンソース・ソフトウェアコミュニティである「OWASP（Open Web Application Security Project）」が発表している、トップ10のセキュリティリスクにも、より有効に働くという。

また、直感的に使えるシンプルな管理画面を採用しており、特別な専門知識がない人でも操作可能で、Webサイトの閲覧数や実際の攻撃検知数などを簡単にグラフ形式でチェックできる。

料金は月額3,800円からと手頃で、通信量によって決まる無駄のない月額制。導入プロセスも容易で、アカウントの登録からドメイン登録、ネームサーバの変更と、シンプルなDNS変更設定を実行しさえすればよい。スムーズに行えれば、5分で利用を開始できるとしている。

なおこの「使えるWaffle」は、韓国を拠点にデータベース暗号化とセキュリティ専門企業としてソリューション提供を行う、ペンタセキュリティシステムズとの提携でリリースが決定したもので、同社の既存サービスである「Cloudbric」を使えるねっとの新製品として展開させるかたちになっている。使えるねっとでは、「使えるWaffle」をWebホスティング／インフラプロバイダやエンドユーザー向けWAF製品として提供、同領域のチャネル強化を図るとしている。

（画像は「使えるWaffle」製品案内ページより）




使えるねっと株式会社　プレスリリース
https://www.tsukaeru.net/info/press_release/05/2970

「使えるWaffle」　製品案内ページ
https://www.tsukaeru.net/waffle/