企業のサーバー運用管理業務を安全かつ効率的に!
株式会社リアルグローブは6日、レッドハット株式会社から提供されているオープンソースのITシステム構成管理ツール「Ansible(アンシブル)」について、その導入支援を行う「Ansibleフルサポート」サービスの提供を5日より開始、特設サイトも公開したと発表した。
「Ansible」は、GitHubで最もよく知られた自動化ツールのひとつ。サーバーの設定やソフトウェアのインストール、構成管理に関わるAPIを介した作業、アプリケーションのデプロイなど複雑なワークフロー調整にいたるまで、企業のITシステムやネットワーク、アプリ構成管理を安全かつ効率的に、コード化した上で完全自動実行、理想的な環境を容易に維持・運用できるものとする。
操作対象へのエージェントインストールが不要で、ネットワーク経由のアクセスさえ可能としておけば誰でも自由に利用でき、用いられているYAML形式のコード(Playbook)は、プログラマーでなくとも読み書きが簡単で取り扱いやすいシンプルな言語となっているなど、ビジネス導入における多数のメリットがある。
求められるIT環境・システムが複雑さを増す一方の今日にあって、膨大な時間とコストが必要となりやすい大規模なサーバー構築や多様に広がったシステムの管理、更新・保守作業を現行より大幅に効率化できるツールとして、有用性が高いとみられている。
各種カスタマイズにも対応する完全サポートの導入支援サービスで「Ansible」をフル活用!
リアルグローブでは、この「Ansible」に対し、2015年から勉強会を定期的に開催、普及促進に努めてきたほか、企業からの導入相談を受けサポート実績を重ねてきていた。こうした実績を踏まえてリリースしたのが「Ansibleフルサポート」だ。
「Ansibleフルサポート」では、サーバー運用管理業務の効率化実現を徹底してサポートするとともに、クラウド連携やアプリケーションの環境構築、保守・メンテナンス作業、外部サービス連携など、さまざまなサーバー周辺業務の自動化・効率化にかかる相談を受け、包括的な対応・支援を行う。
またレッドハットの提供する「Ansible Tower by Red Hat」の導入サポートも手がけるという。こちらは「Ansible」のGUIツールで、一元的APIとビジュアルにより、直感的な操作を可能とするほか、権限管理機能やRESTAPIなど、組織内でのシステム運用業務に不可欠な機能も搭載している点が特徴となっている。
さらに、企業によって各種カスタマイズが必要な場合は、リアルグローブが開発したWebGUI「Deplow」も利用可能とし、幅広い業種業態・規模での導入支援を進めるとしている。
具体的には、Ansible導入支援の完全サポートセミナーやPlaybook作成代行、添削・補助サービス、「Ansible Tower」の導入・運用サポート、「Deplow」の導入・運用サポート、Microsoft Azureをはじめとしたパブリック・クラウドの管理までを含めた自動化などにも対応、サービスとして提供していくとしている。
(画像は特設サイトより)

株式会社リアルグローブ プレスリリース
http://realglobe.jp/news/detail/?pr_id=132526&charset=UTF-8「Ansibleフルサポート」 特設サイト
http://ansible.realglobe.jp/