ハッキング予告をプレスリリースに掲載
LulzSecとならび、各所へのサイバー攻撃を集団で行っているとみられる国際ハッカー集団Anonymous。ソニーへの攻撃や最近ではシリア国防省のサイト改ざん、IMFへの侵入などで話題を集めているが、今回はなんとFacebookへの攻撃を事前予告してきた。プレスリリースにその旨掲載していることを、9日のThe Village VOICEが報じている。
プレスリリース原文を引用コピーして報じた記事によれば、ハッキング予告日は11月5日。なぜこの日が選択されたのかは分かっていない。だが攻撃の理由は、皮肉にもプライバシーの問題にあるのだという。個人のプライバシーに関する情報をハッキングしてきたAnonymousが発するにはいささか奇妙なこの理由、どのような言い分なのか。
自分自身のプライバシーを守るため、Facebook攻撃に協力せよ?
Anonymousのプレスリリースの主張によれば、Facebookはそのユーザーの情報を政府機関に不当に売ったり、特定の情報セキュリティ企業にアクセス権を与えたりして、世界中でユーザーを不当監視(スパイ行為)できるようにしているという。
さらに、Facebookはアカウントをたとえ消しても、その個人の情報を残しており、あなたの家族以上にあなたのプライベートな情報を握っているのだ、とも主張する。
よって、自由を求める政治的ハッカーや、真の情報の自由、プライバシー保護を求めるのであれば、自らのためにこの運動に参加し、Facebookを打ちのめそうと呼び掛けている、というのが主な内容だ。
ハッキング予告の11月5日、本当になにかが起きるのか、それはいまだ分からない。しかし現実となれば混乱は必至だ。
The Village VOICE (該当記事)