原因は…人間が運転していたから
Googleが未来の車として開発を進めている「Google's self-driving car(自動運転車)」。人工知能を搭載し、ビデオカメラやセンサーを使って、自動的に車両が制御できるという夢の車だ。すでにテスト走行も開始されており、実現化へ期待が高まっている。ところがそんな自動運転車が、先日初の交通事故を起こしてしまったというのだ。米時間5日の「JALOPNIK」が報じている。
事故内容としては、他の車両に追突してしまったとのこと。これがプログラムミスによるものならば、欠陥として改善されるべきなのだが、なんと原因は皮肉にも人為ミスだという。当時、自動走行の機能を切って運転しており、ドライバーの不注意で事故になってしまったというのだ。
ハンドルを握るから…が逆に証明されてしまった?!
事故は米カリフォルニアのGoogle本社近くで起きたそうで、プリウスをベースとして制作されたGoogleの自動運転車を人間が運転していて、別の車両へ衝突。現場に到着した警察が事故の事情聴取を行っている一部始終が、近隣では目撃されている。
同社の広報担当もこの事故については認め、正式にコメントを発表した。それによると
「安全は我々にとっての最優先事項です。我々が目指しているところは、今回のような車の衝突事故をなくすことであり、それは人間がハンドルを握り運転している限り起こることなのです」
と説明している。
交通事故による悲劇をなくしたいという思いは、だれにとっても理解できるものだ。今回の事故ではさいわいけが人もなく済んだそうだが、ぜひ自動運転車でもこの教訓も生かして、さらに安全な開発を進めてほしいものである。
JALOPNIK