最先端の研究成果が一堂に
11日、
NEDO(※)は、「
イノベーション・ジャパン2011-大学見本市」を
東京国際フォーラムにおいて、
9月21日〜22日に開催することを発表した。
これは、大学などで研究されている最先端の研究成果を一堂に集め、産業界に向けて広く紹介することで、
産学のマッチングを図るイベント。
NEDOと
JST(
独立行政法人・科学技術振興機構)が主催、
文科省などが共催する。今年で8回目。
今回展示される大学などの研究成果は
300件におよぶ。これまでの「
イノベーション・ジャパン-大学見本市」では、
共同研究726件
ライセンス契約125件
などの成果を上げているという。
“ヒット現象”が数値化?
興味深い研究発表が多いが、いくつかピックアップしてみると、
・スマートフォン用の3DCG再現システム:長野大学。制約の多いスマホで3DCG、特に肌のような複雑な反射特性の物体の3DCG化を可能にした。
・Android人材養成用開発キットの構築とその活用:神戸芸術工科大学。Androidサービスを開発する人材を効率的に育成する開発キット、教材を開発。
・ヒット現象の数理モデルを用いたSNSマーケティング:鳥取大学。SNSの解析から、映画、ヒット曲などのヒット現象を数値解析する技術。
などなど。「
ヒット現象の…」は、
広告出稿費をどのように使用すると、どのように売れるかを予測することが可能な、画期的技術
だという。このような技術を長らく待ち望んでいたという人は多そうだ。
興味のある方はぜひ会場に足を運んでみてはいかがだろうか。現在、公式サイトにて
来場者事前登録を受付け中だ。
※NEDO=独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
イノベーション・ジャパン2011-大学見本市NEDO プレスリリース
「イノベーション・ジャパン2011-大学見本市」の開催について