「検証報告書」と、「検証番組」の動画をアップ
東海テレビは8月30日、「ぴーかんテレビ」の8月4日放送で、岩手県産ひとめぼれ10kg当選者として「怪しいお米」「汚染されたお米」「セシウムさん」等の文字が表示されたテロップを放送したことについて「検証報告書」と、「検証番組」の動画を、同社サイトにアップしている。
「安全に生放送を行う体制になく、現場は疲弊」
「検証報告書」では、検証結果として、テロップ制作者が「ふざけた気持ち」で作成したテロップがチェックミスで放送段階まで残り、未熟なタイムキーパーの操作ミスで放送されてしまったということで、「危機管理機能」が脆弱で、「責任は全て東海テレビに帰結する」としている。
「ぴーかんテレビ」は、経営状況の厳しさから、制作費のカットや放送外収入の拡大のための放送時間枠拡大により、スタッフの不足とオーバーワークで安全に生放送を行う体制になく、現場は疲弊していたという。
テロップ制作者は外部の制作会社在籍で30年間以上東海テレビでの仕事をしていたという。8月28日づけで所属会社を懲戒解雇された。東海テレビの処分は、浅野社長が役員報酬50%カット3ヶ月や、他の役員3人の報酬カット、そして、情報制作局幹部2人の降格など従業員4人となっている。
東海テレビ「ぴーかんテレビ」に関する情報