5年で30倍に拡大
市場調査・コンサルティング会社の
株式会社シード・プランニングは、今年1月〜8月にスマートフォン・ゲームの市場動向を調査、その結果を8日、公表した。それによれば、2010年のスマートフォンのゲーム市場規模は
85億円と推計、それが、2015年には、30倍の
2550億円に拡大すると予想している。
この大幅な拡大を予想する背景として、
シード・プランニングは、
・スマートフォンの急速な普及。15 年には端末契約数が7600 万台を突破する見込み。
・スマートフォンユーザーの拡大を前提に、企業の市場参入が進み、コンテンツが充実。
・SNSやキャリアのスマートフォン向けゲームプラットフォームの整備・キャリア課金の整備が進む。
・端末の通信速度の向上(LTE の普及)。
などの点を上げている。
[photo by
Johan Larsson]
スマホゲーム・ユーザーの18%が課金
また、スマートフォンユーザーの利用状況も調査、スマートフォン・ゲームのユーザーの
18%は課金をするという結果を得ている。課金については、スマートフォンの利用歴が長いほど課金率は高くなり、課金するユーザーの
42.2%は月平均
1000円以上課金するという。ちなみに、5000円以上課金するユーザーの割合は
5.6%。
シード・プランニングは、この調査の詳細な研究レポートの販売もしている(価格は147,000円)。なお、調査は、国内関連事業者12社と韓国事業者2社へのヒアリング取材、さらにスマートフォンゲームユーザー
500名(男女各250名)へのアンケートによって行われた。

株式会社シード・プランニング プレスリリース
スマートフォンゲームの市場動向結果