「GAALAXY Tab 10.1 LTE SC-01D」と「ARROWS Tab LTE F-01D」
NTTドコモは8日、LTEサービスである「Xi」に対応したAndroidタブレット端末「GALAXY Tab 10.1 LTE SC-01D」と「ARROWS Tab LTE F-01D」を発表した。
「GALAXY Tab 10.1 LTE SC-01D」は、Android 3.2を採用したタブレット端末で、10.1サイズディスプレイ。薄さは約8.6mmで、重量約565gという軽量ながら7000mAのバッテリーを搭載。かなりの大容量バッテリーモデルとなる。
通信機能はLTE対応のほか、HSDPA/HSUPA、Bluetooth、Wi-Fiに対応し、Wi-Fi手ザリング機能で無線LANルーターとしての利用も可能だ。USB接続ポートもある。またHDMI変換ケーブルを使えば、大画面のテレビにも出力可能で、リビングなどで共有して楽しむこともできる。また本体サイドにデュアルスピーカーを搭載しており、迫力あるサウンドが楽しめるということだ。
サムスン独自のUI“Touchwiz”搭載モデルで、ホームからSNS、天気予報、写真などウィジェットで欲しい情報を簡単に確認できる表示が可能だ。アプリケーションはドコモオリジナルのSPモード、ドコモマーケットほか、「Polarus Office」搭載で、Word、Excel、PowerPoint、PDFなどが閲覧、編集とも利用できる。このほか手書きメモをデジタル化する「SHOT NOTE」(キングジム)や、AOSS簡単接続が可能なバッファローのアプリケーションもあるという。
新タブレット端末として投入、競争はますます激化へ
「ARROWS Tab LTE F-01D」は、「GALAXY Tab 10.1 LTE SC-01D」と同様、Android 3.2を採用した10.1ディスプレイのタブレット。こちらは富士通製となる。CPUは1GHzのデュアルコア。防水やワンセグ対応が特徴的で、お風呂やキッチンでの使用も可能だそうだ。
富士通らしい「サクサクタッチパネル」で、タッチ操作時の応答性のよさにもこだわりがある。通信機能はLTE対応のほか、HSDPA/HSUPA、Bluetooth、Wi-Fiに対応。こちらもWi-Fiテザリング機能もある。
また手の動きを内蔵カメラが感知して、ワンセグのチャンネル切り替えやボリューム調整、ブラウザの上下操作などができる、ハンドジェスチャーコントロール機能があり、注目を集めている。
こちらは全般的に「GALAXY Tab 10.1 LTE SC-01D」にくらべ、ファミリー層向けに作られており、子ども用の時間割作成ができるウィジェットや楽天レシピを用意するホーム画面などが用意されている。家族の利用に合わせて、アプリケーションやウィジェット、壁紙などスタイルを着せかえられる機能もある。辞書機能も充実しており、29種の辞書が「富士通モバイル統合辞書+」としておさめられている。
DTCP-IP対応DLNAサーバー機器と連携させて、録画した地デジ番組をハイビジョン画質のままストリーミング再生することも可能。「TSUTAYA TV」や「ひかりTV」などの動画配信サービスにも対応しており、こうした動画の楽しみも多様に広がる端末となっている。
それぞれ特徴のある新端末。国内外含め、タブレット市場はさらに競争が過熱しそうだ。
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