ネットバンキングのパスワードなど目当てか
三菱東京UFJ銀行を装い、利用者のネットバンキングのパスワードなどを盗もうとする不審なメールが送信され、これにより不正取引が発生していることが分かった。6日、同行から発表され、7日付でHPからも注意喚起がおこなわれている。
不審なメールは、「三菱東京UFJ銀行より大切なお知らせです」といった件名で不特定多数に送られているもよう。ネットバンキングサービスである「三菱東京UFJダイレクト」のパスワードをはじめとする契約情報を盗むことが目的だ。
メールには.exeファイルが添付されており、この添付ファイルを開くと、パスワードや契約カード情報(契約番号、確認番号等)を入力、送信させるという仕組みになっているという。
入力しない!開かない!
8月25日から確認され始めたこの不審メール、利用者からの問い合わせも約500件と多数寄せられ、実被害も発生している。今後さらに被害が拡大するおそれも否定できない。
そこで、三菱東京UFJ銀行では、さらなる注意喚起のため、ネットバンキング契約者に対し、不審なメールに気をつけるよう臨時のメール配信も行っているそうだ。
同行はEメールを利用して、パスワードや暗証番号の入力を直接誘導することはないことをうったえ、該当と思われる不審なメールを受信した場合は、電子メール自体を開かずに削除することを呼びかけている。万一、メールを開いてしまった場合も、発信元への返信や添付ファイルは絶対に開かないように注意を促している。
三菱東京UFJ銀行