今秋開催の「F8」に注目!
Facebookがいよいよ音楽や動画の共有サービスの提供も始めるようだ。今週22日木曜日からサンフランシスコで開催される、同社のデベロッパー・カンファレンス「F8」にて、詳細が発表される予定であることが業界の複数筋の情報として確認されたと、現地時間18日のThe New York Timesが伝えている。
それによれば、Facebookユーザーは、自分が視聴している特定の楽曲や音楽ビデオ、映画へのリンクを投稿できるようになるとのこと。おすすめしたり、意見を求めたりすれば、関心をもったFacebookの友達は、それをクリックすることで、直接そのコンテンツにアクセスできるという。
このように投稿されたリンクは、Facebookユーザーの各ニュースフィードか、プロフィール内のタブまたはウィジェットに表示されるようだとも報じている。
各サービス企業にもメリット、署名進む
The New York Timesの記事によれば、このサービスの契約に、すでにSportify、Rhapsody、Rdio、MOG、フランスのDeezer、音楽ビデオを扱うVevoが署名しているという。
このようなコンテンツサービスの企業にも、契約のメリットは大きいようだ。同記事では、上記企業中の音楽サービスMOGのCEOであるDavid Hyman氏の言葉を引用して述べているのだが、これにより、各共有システムにある摩擦が取り除かれていくという。
どういうことかといえば、気になってクリックし、リンクにある楽曲をたどったユーザーが、そのコンテンツサービスに非加入の場合、サインアップが促される。課金サービスの場合は、クレジットカード番号を求めるページに誘引されることとなる。そのため、利用促進が期待でき、メリットは大きいと考えられるのだ。
サービス内容の詳細は、まもなくはじまる「F8」内で明かされるだろう。
The New York TimesF8 Developers Conference 2011