米Microsoft社がタブレット、スマートフォン用次世代Windowsソフト開発において英ARM Holdings plc社と提携すると発表した。これによりARM Holdings plc社の株価は大きく上がったという。
ARM Holdings plc社は英国ケンブリッジに拠点を置くマイクロチップ・メーカー。モバイル・デバイス製造で長い実績をもつ。
ARM Holdings plc社のマイクロチップは米NVIDIA社、米Qualcomm社、米Texas Instruments社のシステム・オン・チップ(SoC)などに採用されており、iPhone、iPadをはじめとする多くのタブレット端末に使用されている。現CEOはWarren East氏。
Microsoft社の展開
これまでMicrosoft社のソフト対応のプロセッサを製造してきたメーカーは米Intel社だった。
しかし現在Microsoft社は、従来の米Intel製チップとの組み合わせではスマートフォンやタブレット端末などのモバイルデバイス市場に対応しきれず、苦戦している。
同社は今回の提携でMicrosoft社はARMアーキテクチャーに対応し、モバイルデバイス市場での勢力拡大を図る模様。
以下、英サイトTelegraphに掲載されたMicrosoft社CEOのコメント。
Microsoft社CEO・Steve Ballmer氏
我々は新しいパートナーとしてArm Holdings社を選んだ。今回の提携によって新しいハードウェアの可能性が出てきた。Windowsはあらゆるデバイスで使えるようになる。Windows PCは進化し続ける。

ARM shares hit decade high as Microsoft to base next generation of Windows on its microchips (Telegraph)
http://www.telegraph.co.uk/finance/newsbysector/epic/arm/8243661/ARM-shares-hit-decade-high-as-Microsoft-to-base-next-generation-of-Windows-on-its-microchips.htmlアーム株式会社
http://www.jp.arm.com/