会員1000万人 コカ・コーラ パーク
日本コカ・コーラ株式会社が運営する「
コカ・コーラ パーク」は、「
コカ・コーラ」「
ジョージア」「
爽健美茶」などのコカ・コーラ製品を
集約的に紹介する
会員制サイト。今年3月、その会員数が
1,000万人(累計)を突破した。
これを機に、オフィシャルナビゲーターにタレントの
矢口真里さんと
オリエンタルラジオさんを迎え、3月28日からは
Twitterなどと連携できる
ソーシャル化を実施、4月29日からは独自の
Ustream番組の放送も開始するなど、より一層のサイト充実を図っている。同社がここまでこのサイトに力を入れるのはなぜだろうか。
コカ・コーラ関連動画の8割が「消費者」作?
YouTubeでは、昨年1年間で、
コカ・コーラ関連動画の再生回数が約
1億4600万回だったという。ところが、そのうち
同社自身が作った動画の再生数はわずか
2600万回。残りは視聴者が、いわば
勝手に作った動画の視聴数だ。
同社の
江端浩人氏(iマーケティング バイスプレジデント兼ジョージアIMCリーダー)はこれを、「
消費者が自らの表現として動画を製作し、ソーシャルメディアを通して、
消費者間で情報が(自然と)拡散している。それを支えているのが、
ソーシャルネットと
スマートフォンの普及」と分析する。
消費者の情報交換を支援
コカ・コーラ社は、こうした時代の流れを受け、「メッセージを一方的に出すだけ」ではなく、いまや情報の
受信/発信が可能な
スマートフォンを手にした消費者一人ひとりが「
メディア」であるととらえ、「
消費者同士のメッセージの交換を支援する」という方向に、マーケティング戦略の舵をきろうとしているのだ。
コカ・コーラ パーク「コカ・コーラ パーク」ニュースリリースITpro
「スマートフォンで消費者が表現者に」、日本コカ・コーラ デジタルマーケ担当VP