急速増殖マルウエア
「
カスペルスキー・ラボ」は、全世界でユーザーが
3億人を越えるPC・ネットワーク関連の
セキュリティソフトの開発企業。その「
カスペルスキー・ラボ」が、14日、
Android向けのセキュリティソフト「
カスペルスキーモバイルセキュリティ9」をリリースしたが、その背景には、携帯端末用OS「
Android」(
Google提供)をターゲットとした
有害アプリが、
急速に増加している現状がある。
「
カスペルスキー・ラボ」の
ニコライ・グレベンニコフ最高技術責任者(CTO)は、同社が発見したAndroidをターゲットとした
マルウエア(有害ソフト)が「昨年
9月には
2種類だったが、今年
3月には
70種類に急増」したと述べる。
Googleも、先月、
Android Marketから有害アプリを削除したが、同氏は有害アプリが「
今後さらに増えることは確実」と指摘する。
オープンであるゆえの危険性
Googleはアプリを開発する企業に対し、
開発コードを公開している。そのため、誰もがアプリ開発に参入できるが、逆にセキュリティ対策上の
弱点を発見される可能性も高くなる。米調査会社ガートナーによると
今年発売予定のスマートフォンのうち、38.5%が「Android」を搭載すると見られる。
セキュリティ対策の強化は緊急の課題だ。

SankeiBiz
「アンドロイド」有害アプリ大増殖 3月70種類、グーグルも制御不能カスペルスキー・ラボ「カスペルスキーモバイルセキュリティ 9」