ハイテク探偵に調査要請
3日に新たに判明した「
ソニー・オンラインエンタテインメント(
SOE)」からの流出約
2460万件と、これまで判明している
7700万件を加え、総計
1億件を超す莫大な
個人情報の流出の可能性が出て来た
ソニー。
この危機的状況に
ソニーは、3日、コンピュータ犯罪の調査やコンサルティングを専門とする会社3社(=
プロティビティ、
ガイダンス・ソフトウェア、
データ・フォルテ)に
調査と
今後の防衛を依頼したことを明かした。また、データセンターがあるサンディエゴの
FBI(連邦捜査局)にも協力を要請した。
犯人は東欧人?多様化するコンピュータ犯罪者
ソニーを攻撃した
ハッカーについては、まだ詳しいことはわかっていない。熟練プログラマーやコンピュータ専門家の多い
東欧諸国の人間ではないかとの見方もある。米カリフォルニア州にあるセキュリティー会社「
アイロンキー」の話では、同社の知りうる100件以上のコンピュータ犯罪の犯人のほとんどが東欧の人間だという。
しかし、コンピュータ犯罪の犯人は急速に多様化しており、
学生ビザでアメリカに入国した学生がコンピュータ犯罪に手を染めるようになる、という事例も急速に増えているという。
被害規模の大きさと合わせ、事態がどのように収束するのか、想像もつかない。

日本経済新聞
ソニー、米子会社で新たに2460万件情報流出の恐れTHE WALL STREET JOURNAL.日本版
ソニー、ハイテク探偵使って調査