前年比86.5%増
北京正望諮詢有限公司(CICC)が、この4月に発表した「
中国ネットショッピング消費者調査報告2011」によれば、中国における2010年度のネットショッピングの
市場規模は
4980億元(
約6兆1000億円)にのぼった。前年比では、
86.5%の増加。
利用者でいえば、2010年の1年間で、
約1億8500万人が「少なくとも1回はネットショッピングを経験」しており、これはネットユーザーの
40.6%にあたる。
また、調査は、2011年の市場規模が
8900億元に達すると見込んでいる。
便利さ求めるネットユーザー
地域別の市場規模は、
上海が409億元(約5000億円)、
北京が368億元(約4600億円)で、他の地域から突出しており、以下は、
杭州、
広州、
蘇州などが、いずれも100億元/年以上。
ネットショッピングをする理由を見ると、値段の「安さ」ではなく、「
便利さ」を挙げる人が多く、全体の
56.3%を占め、「多少割高でも」ネットを利用するという人が48.7%いた。
中国でのネットショッピング市場の成長は著しく、元手も少なくてすむことから、
気軽に「ネット出店」する若者も増えているという。

YUCASEE MEDIA
急成長中の中国ネットショッピング正望諮詢(China IntellConsulting Corp.)