「Xi」東名阪に加え全国主要6都市で利用可能に
株式会社NTTドコモは5月30日、LTEサービス「Xi」の対応エリアを順次拡大し、2011年7月1日より全国主要6都市(札幌・仙台・金沢・広島・高松・福岡)においても利用可能となることを発表した。
また、2011年度中を目途に全国の県庁所在地級都市へ順次Xiエリアを拡大予定。Xiエリア外では、既存のFOMAネットワークを利用しての通信となる。
現在、「Xi」端末種類は、USBタイプの端末「L-02C」と4月に発売されたExpressCard型データ通信カード「F-06C」の2機種。その後の予定については、モバイルWi-Fiルーターを、さらに、音声通話に対応した機種を2011年度冬春モデルで発売予定。
「高速」「大容量」「低遅延」の実現へ
「Xi」はドコモが提供するLTEのサービス名。LTEは第3.9世代(3.9G)の技術と呼ばれ、将来の第4世代(4G)が使う通信規格へのスムーズな移行を目的にした通信規格。
現在のFOMAハイスピードと比べて約10倍(受信時最大37.5Mbps、一部屋内エリアでは受信時最大75Mbps)の高速通信となり、伝送遅延が約4分の1となる。また、周波数利用効率も約3倍で、これは通信量が3倍になっても、同じ人数が利用可能であることを意味する。
ドコモは、次に控える4Gサービス「LTE-Advanced」の実証実験も進める。
NTTドコモ(ニュースリリース)Studio Xi(スタジオ・クロッシィ)