13歳のWeb起業家
パロアルトに住む13歳の少年Cyrus Pisheverは、典型的なシリコンバレーの第2世代のWebイノベーターだ。彼は、近くで急激な成長をしているFacebook社やその他のベンチャー会社や、5つのスタートアップの出資者でもある父親から起業家精神を学び、Facebook上で友人の写真にタグつけるのが流行しているのにヒントに、High School Memories というFacebookのアプリケーションを開発した。
スキルはそんなに必要でない
Daniel Gross は、近年コンピュータのソフトウェアを書くことの敷居は大幅に下がり、現にFacebookのアプリつくるのに、コンピュータ・サイエンス学部に4年もいる必要はないと、コメントしている。彼は弱干19歳であるが、サンフランシスコをベースにしているインターネット検索関連のスタートアップ、Greplln Incの創設者でもある。
実際に、シリコンバレー周辺には、ティーンネイジャーのWeb起業向けの投資は頻繁に行われていて、メンタープログラムも充実している。Facebookへの投資も行ったことで知られる、Paypalの共同設立者Peter Theilも、10万USドルの投資20本を用意したことを発表した。彼は、若いアメリカ人に積極的にリスクにチャレンジしてもらいたいと述べている。
「少年兵」養成への懸念
一方で、UCバークレー校の研究員Vivek Wadhaは、まるでシリコンバレー内の少年兵を養成しているかに思える、この風潮に懸念を示している。大多数の人が悲惨にも失敗し、キャリアを台なしにしてきたのを目の前にしてきたので、学業を修める前に起業家になることを進めない。Zuckerbergのような成功にありついてから大学をやめればいいと、コメントした。
先ほどのCyrus Pisheverの父もそのことには注意していて、先に宿題をやらせたり、カンフー道場に通うことにより、息子が「子供である時間」を確保できるように努めている。

Starting Up: A Generation of Zuckerberg Wannabees - Bloomberg Business Week
http://www.businessweek.com/technology/content/apr2011/tc20110412_222218.htm