TaoMee、ニューヨーク証券取引所に上場申請
中国で子供向けエンターテインメント、映画、SNSの運営などの事業を行っている TaoMee は、2011年5月にニューヨーク証券取引所に株式上場申請をし、今月9日上場を果たした。この事業分野からの中国からの上場申請は、TaoMeeが最初である。TaoMeeは一億USドルの資金調達を目指す。
TaoMeeは、2011年度の第一四半期に、約2,730万のアクティブユーザーがいたことを上場の目論見書に記述している。調査会社 iResearchの報告によると、TaoMeeが運営する www.61.com は中国国内の5歳から15歳の子供たちがアクセスする、バーチャル世界トップ6のうち、4つもの空間をホスティングしている。一方で、中国の5歳から15歳のインターネット利用者は8960万人に及ぶと報告されている。
TaoMeeの事業紹介
TaoMeeは2007年に設立され、設立者の一人で現CEOのWang Haibingは、デスクトップ上で仮想のペットを育てるQQPetの作者でもある。最初は、中国国内の子供向けのバーチャル世界を提供する事業を行っていた。そして、2009年にはオフライン事業にも展開し、作家や出版社とフランチャイズもしくはパートナー契約を結び、子供向けの本や雑誌の出版を行っている。
目論見書によると、2008年時の総収入は125,000USドルであったが、2010年時には約3600万USドルにまで拡大し、事業も2009年から黒字化し、2010年の純利益は2157万USドルに達した。2010年の収入内訳は、オンライン事業で3368万USドル、オフライン事業で229万USドルで占めている。

上海淘米网络科技有限公司 (TaoMee)
http://www.taomee.com/