電子書籍サービスの拡大
株式会社 紀伊國屋書店、ソニー株式会社、パナソニック株式会社と、楽天株式会社の4社は6月13日、日本における電子書籍サービスについて、利用者の一層の利便性向上を図り、普及・拡大を加速する取り組みを検討していくことに合意したと発表した。
*画像はソニー電子書籍端末“Reader”の公式ページ
日本での電子書籍配信事業の成否は?
今後、2011年後半から4社がそれぞれ提供、運営する電子書籍端末および電子書籍ストアが相互に接続できる環境の実現を目指す他、電子書籍ストアから購入したコンテンツを、顧客が自ら一元的に管理できる環境の提供などをめざす。
また、出版各社への協力を要請する。ソニー、凸版印刷、KDDI、朝日新聞社の4社が2010年7月1日付で共同設立した、電子書籍共通配信プラットフォームを提供する、株式会社ブックリスタ等との連携も併せて検討するという。
先月、米 Amazon.com が、今年の4月1日以降、Kindle電子書籍の販売数がプリント版書籍を上回ったことを発表した。日本での電子書籍サービスが普及・拡大するか、電子書籍フォーマットの問題に加え出版・流通の協力も欠かせない。
楽天 ニュースリリースソニー"Reader"公式ページ